『1900年頃』ロシアの、とあるレコードにまつわる不気味な話
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『1900年頃』ロシアの、とあるレコードにまつわる不気味な話

15/05/08
1900年頃、ロシアのペテルベルクに、ある雑貨商がいた。
彼は当時まだ珍しかった蓄音機とレコードを商っていたが、その頃のレコードはダンス音楽やブラスバンドや俗謡しかなく売り上げも伸びなかった。
そこで彼は英国グラモフォン社に、ある企画を提案した。
それは、ロシア帝立オペラの歌手にレコードを吹き込ませて商品にしようというものだった。
彼の懸命の説得もあって帝立オペラの歌手たちは録音契約に応じ、レコードは大ヒットとなった。